映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』レビュー!心躍る魔法生物との冒険の世界

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世界的大ヒットのファンタジー映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』。『ファンタスティック・ビースト』シリーズ(通称ファンタビ)の1作目であり、魔法の世界、そして魅力的な魔法生物たちの活躍に心躍る作品です。本記事では映画の世界観や物語を解説します。

『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』のあらすじ

舞台は1926年のアメリカ・ニューヨーク。魔法動物学者の魔法使いニュート・スキャマンダーは、魔法生物を求めて世界中を旅していました。

ある日、ニューヨークで立ち寄った銀行でノー・マジ(非魔法使い。イギリスではマグルと呼ぶ)のジェイコブ・スワロフスキーの持つトランクと、魔法生物を入れたニュートのトランクが入れ替わってしまいます。

ジェイコブが持つトランクからは、ニュートがトランクに詰め込んでいた魔法生物が逃げ出します。魔法の存在をひた隠しにしているアメリカの魔法社会では魔法生物の飼育が禁止されており、ニュートはお尋ね者になってしまいます。

一方、ニューヨークでは謎の存在が街を破壊する事件が勃発。アメリカ合衆国魔法議会(MACUSA、通称マクーザ)は原因究明と事態の解決に追われていました。トランクから逃げ出し、街中で騒動を起こす魔法生物たちを追うニュートたちも、ニューヨークで起こっている事件に巻き込まれていきます。

『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の世界観

『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』は『ハリー・ポッター』シリーズのスピンオフ作品です。脚本をJ・K・ローリング氏が務めており、『ハリーポッター』シリーズらしい魔法の世界を楽しめます。

この映画では『ハリーポッター』シリーズの1作目である『ハリーポッターと賢者の石』から70年前の世界を描いています。

ハリーたちが立ち向かった闇の魔法使いはヴォルデモートですが、ファンタビで似たような存在として登場するのがグリンデルバルドです。ファンタビシリーズは5部作の予定で作られており、作品を追うごとにグリンデルバルドとの対立が描かれる場面が増えていきます。

『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の登場人物

この映画の主要な登場人物は以下の通りです。

ニュート・スキャマンダー
(エディ・レッドメイン)
本作の主人公。魔法生物学者で、魔法生物の保護や研究を目的として世界中を旅している
ジェイコブ・スワロフスキー
(ダン・フォグラー)
非魔法使い(ノー・マジ)。ニュートのトランクと入れ替わったことから行動をともにするようになる
ポーペンティナ・ゴールドスタイン
(キャサリン・ウォーターストン)
本作のヒロイン。マクーザに勤務する闇祓いだったがある事情から降格される。規律違反を犯したニュートを見つける。愛称はティナ
クイニー・ゴールドスタイン
(アリソン・スドル)
ティナの妹。人の心を読むことができる。初めて出会ったノー・マジのジェイコブに興味を持つ
クリーデンス・ベアボーン
(エズラ・ミラー)
セーレム救世軍に所属している男の子。養母から虐待を受け、闇の力であるオブスキュラスを生み出した
ゲラート・グリンデルバルド
(ジョニー・デップ)
悪名高い闇の魔法使い。マクーザのパーシバル・グレイブスに変装しクリーデンスに近づく

『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』感想・考察

ここからは『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の感想や考察を解説します。

魅力的な魔法生物

ファンタビを語るうえで欠かせないのが、なんといっても魅力的な魔法生物たちです。

ニュートのトランクはどんな大きな魔法生物も入る魔法のトランク。トランクのなかにはジャングルやサバンナなどの広大な世界が広がっています。

作中では純銀の卵から生まれるオカミーや透明になって姿を隠せるデミガイズなど、個性溢れた魔法生物たちが登場しています。

なかでも可愛らしいのがニフラーです!モグラとカモノハシを合わせたような黒くてフワフワした見た目をした、ニュートがジェイコブと出会うきっかけを作った魔法生物です。

光る物が好きな性格で、コインや宝石などをお腹のポケットにかき集める仕草がとても可愛らしい。すばしっこく、ニュートから逃げ回る姿にはほっこりします。(追いかけるニュートは大変ですが……)

ボウトラックルもニュートの相棒的な魔法生物です。ナナフシのように小枝に見える見た目をしており、劇中では基本的にニュートのジャケットの胸ポケットに入っています。ニュートを窮地から救ったり、情報料代わりにされそうなときにはニュートに対して怒ったりと、仕草も表情も多彩です。

ボウトラックルに限らず、どの魔法生物も仕草や表情でニュートと心を通わせている姿が描かれており、本当に存在しているようなリアル感があります。

本作の特別映像では、魔法生物たちの撮影の舞台裏が紹介されています。制作陣のこだわりが感じられる映像ですので、そちらもぜひチェックしてみてください!

オブスキュラスとグリンデルバルド

本作のカギを握る存在が『オブスキュラス』です。

魔法の力を抑制された子どもの中に宿る闇の力であり、宿主の意思に関係なく暴れ出してしまいます。ニュートは作中で「オブスキュラスを生み出した子どもで、10歳以上生きた例を見たことがない」と言及しています。

本作ではクリーデンスを宿主としています。クリーデンスは、魔法使いの根絶を訴える非魔法使いの秘密組織「セーレム救世軍」に所属している男の子です。セーレム救世軍を率いる養母から、虐待を受ける日々を送っていました。

そんなクリーデンスに、マクーザのパーシバル・グレイブスが近づきます。実は、このグレイブスはグリンデルバルドが姿を変えた人物であり、ニューヨークの街を破壊しているオブスキュラスを生み出している子どもを探していたのです。

物語の終盤、グリンデルバルドは宿主はクリーデンスではなく、同じセーレム救世軍の女の子だと考え、それまでのクリーデンスへの態度を一変させて冷遇します。グリンデルバルドはオブスキュラスを宿す子どもは長く生きられないと知っていたため、クリーデンスにはもう用がないと判断したのです。

裏切られた悲しみが溢れるように、クリーデンスに宿ったオブスキュラスが暴れ出します。

オブスキュラスは黒いもやのような姿で描かれています。クリーデンスの気持ちに呼応するように、もやがうねり、膨らみ、レンガが敷き詰められた道路や建物を破壊して暴れ回る描写は彼の悲しみの深さを表すようで圧倒されます。

大人たちの魔法バトル

『ファンタビ』シリーズの見所といえば、大人たちによる容赦ない魔法による戦いです!

『ハリーポッター』シリーズではハリーをはじめとする子どもたちがメインです。そのため、常に呪文を唱えて魔法を使っていました。

一方、本作で登場するのはクリーデンスやセーレム救世軍の非魔法使いの子どもたちを除けば大人ばかり。しかも、闇祓いだったティナや各地を旅していたニュートなどなど、経験も実力も豊富な魔法使いです。

暴走したオブスキュラスやグリンデルバルドとの戦いでは、マクーザの闇祓いたちも加わって容赦ない魔法での攻防が繰り広げられます。『謎のプリンス』ではハリーたちが苦戦していた無言魔法や「姿くらまし」「姿現し」といった瞬間移動の魔法も連発します。

『ハリーポッター』シリーズよりもテンポの速い、熟練の魔法使いたちによる戦いは迫力満点!魔法が飛び交う戦闘シーンは必見です!

『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』考察余談

ここからは余談の考察ですが、セーレム救世軍の名称は実際に魔女裁判が行われた村「セイラム」を連想させる名称です。

アメリカ合衆国マサチューセッツ州にあるセイラムでは、1692年に200名近い村人が魔女として告発される大規模な魔女裁判が行われました。魔法使いの根絶を唱えるセーレム救世軍は、魔女狩りを行うセイラムと重なります。

『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』が見られる配信サービスは?

『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』は以下の配信サービスで視聴できます。

サービス名 配信状況 料金(月額・税込) 無料トライアル期間
Amazonプライムビデオ 見放題配信 600円 30日間
U-NEXT 見放題配信 2,189円 31日間
Hulu 見放題配信 1,026円 なし
Netflix 見放題配信 790円〜 なし
TSUTAYA DISCAS レンタル配信 1,026円〜 初回30日間
ABEMAプレミアム レンタル配信 960円 14日間
TELASA レンタル配信 618円〜 14日間

配信サービスのなかでオススメなのがAmazonプライムビデオです。

Amazonプライムビデオでは『ファンタビ』シリーズと『ハリーポッター』シリーズがどちらも見放題!字幕版・吹替版も選べます。

ぜひ他のシリーズ作品も視聴して、魔法の世界を堪能してみてください!

まとめ

本記事では『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の感想・考察やおすすめの配信サービスを紹介しました。

魔法生物たちが活躍する本作は、『ハリーポッター』シリーズのワクワク感はそのままに、新たな魅力に溢れています。登場人物たちが繰り広げる魔法による戦いは必見です!

さまざまな配信サービスで視聴できるので、ぜひご覧ください!

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